Monthly Archive: 10月 2015

誰だってできる人たちだけで仕事をしたいが…

「俺はできない奴は嫌いだ」と公言する上司や経営者を今までたくさん見てきた。もちろん、冗談めかしく言っているのだが本音が垣間見られる。そういう人はたいてい”できる人”だ。 でも、私が尊敬するのは、”できの悪い人”に辛抱強く付き合って育ててくれる上司。そういう人もたくさん見てきた。

代案を持たず、ただ批判だけするなかれ

就活の面接が2ヶ月早まった。学生が本来の勉強をという配慮でトライしていることに対し、日経の解説は底意地が悪い。この人はじゃあいったいどうすべきと思っているのだろうか? みんなが一生懸命やることに批判ばかりのマスコミは世の中を良くする助けにならない。

本気度が伝わればみんな守る

名古屋で感心したのは、地下鉄のエレベーターに「歩かないで」という表記が徹底していたこと。建前上禁止と言っているのに野放しとしている他の都市の駅に比べて、方針をはっきりして、守らせている姿勢が立派です。その本気度がきちんと通じて、みんな歩かないで乗っていました。

ハードだけよりソフトの方が効果がある

何か問題が起きると規則を厳しくする。そんなことを繰り返すと、がんじがらめでばかばかしい状態になる(企業も国家も)。それに、いくら規則を厳しくしてもそれで問題が発生しなくなるわけではない。それよりも問題が起こらないような雰囲気を作ることも重要だ。 あれ、これって北風と太陽か。

「人を活かす会社ランキング」を眺めているだけじゃだめ

「人を活かす会社ランキング」で前職のSCSKが2年連続1位となりました。そんなだったかとも思いましたが、そういえば人事が頑張っていたなぁと思い当たりました。あれから20年、さらに努力した結晶なのでしょう。感心してばかりじゃいけないと各項目で自社をチェックしてみました。うーん、頑張…
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コアコンピタンスを意識して、磨く

先週の土曜日、起業を目指す若者たちに講義する機会があって、自分のコアコンピタンスをきちんと認識して、それを活かした事業を計画しようなどと話をした。弱みの克服よりも強みを磨く方が尖ることができる。 今話題のTPP。これも各国が強みを活かそうということだと考えると、いいことに思える。

その世代の社会常識を理解した方がお互いに良い

日経夕刊のコラムの担当者が、最近の学生はFAXやコピーの使い方、市外局番の意味、急須でのお茶の入れ方など常識を知らないと嘆いていた。でも、社会常識は機会がなければ難しい。逆に会社に入ればすぐに覚えられるので、自分たち世代の常識で測るより、そういう世代だと理解しておく方がいいと思う…
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そんなに変わり映えしないように見えるが…

製品説明などのPPT資料。大抵の営業は資料を自分流にアレンジして使うので、海賊版(改良版?)が山のようにできる。 まあ、自分の話しやすいようにアレンジするのは、悪いことではない。でも、各人が作業に時間をかけること、改良版を共有しないこと、など合理化の観点からいうと無駄も多いなぁ。

似て非なる言葉

「下手な演技だなぁ」と「今の演技は下手だったなぁ」。同じようだけど後者は裏に愛が感じられる。 仕事で部下と話すときも、こうした愛を忘れないように気をつけよう。